父はあのステイゴールド

ヴィクトリアマイルは6番人気アドマイヤリードが優勝

2017年5月14日に東京競馬場で行なわれた、4歳以上牝馬のG1ヴィクトリアマイルは人気薄で決着。

1着に単勝6番人気のアドマイヤリード、2着11番人気、3着7番人気と入り、3連単は91万8700円の大穴配当となった。

1番人気に推されたミッキークイーンは7着、2番人気のルージュバックは10着とふるわず。前走阪神牝馬Sの1着ミッキークイーンと2着アドマイヤリードで明暗が分かれた。

ヴィクトリアマイルを優勝したアドマイヤリードは、2歳、3歳時のG1では同世代に遅れを取っていた。その後の特別競走のレベルでは2着か1着と実力上位を示し昇級、前走G2で2着、そして今回G1をみごとに勝利した。

アドマイヤリードの父はあのステイゴールド

血統を見ると、アドマイヤリードは、父ステイゴールド、母ベルアリュール2(IRE)、母父Numerous(USA)。

今レースの結果は、ある意味で父ゆずりの結果といえる。ステイゴールドはG1戦線で活躍した馬だが、若いときは昇級に時間を要した。新馬戦、未勝利戦を突破するのに6走もかかっている。大器晩成型なのだ。その血を受け継いでいる。

また、父が2着や3着が多かった点について、似てほしくないが似てしまいそうな感がある。その点を競馬ファンも察して軸に推しきれないのか、1番人気になったことはここまで一度もない。

ステイゴールドは中長距離で活躍した馬であり、オークス時は惨敗したアドマイヤリードも今後は距離を延長した挑戦もあるのではないだろうか。

2着に入ったデンコウアンジュは、G1ではここまで7着が最高だった馬。春3戦目となった今レースは、直線を外から最速タイの上がりで2着に食い込んだ。上位に入った馬のほとんどが4角先行集団というなか、中団後方から2着に食い込んだことを評価したい。

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